グランデ  Grande

上の葉(胞子葉)反り返ります
一番手前の葉がどんどん成長して反り返ってきます
2〜3枚が反り返って、古い葉は自然と枯れていきます
下の方の葉(貯水葉)は鉢を包み込むように
広がっていきます



 
ネザーランド  Netherlands

プラティケリウムは種類も多く姿も様々ですが、
ネザーランドはとてもスタンダードな品種です
性質も丈夫で、初めてでも育てやすいです



   
   室内ではレースのカーテン越しに光が当たる場所が最適ですが、耐陰性があるので窓から
   離れた場所でも育ちます
   5〜9月は戸外の半日陰や日陰でも育てられます
   室内でも屋外でも急に強い直射日光に当てると葉が日焼けするので注意してください

   暖房・冷房の風が直接当たる場所は避けてください
   どうしても風が当たる場所であれば、水やりの回数を増やし、霧吹きで葉を湿らせて湿度を
   保つようにしてください

   暑すぎる時期(7〜9月頃)は高温・高湿度で蒸れないように、風通しの良い戸外に置い
   たり、室内ならサーキュレーターなどを利用するなどしてください

   寒さには強くありませんが、8℃以上あれば大丈夫です
   室内の暖かい場所に置くようにしてください

   10月頃から徐々に水やりの回数を少なめにして育てると、寒さに強くなります。
    (詳しくは→基本の育て方 温度)


   湿度が高い場所を好むので、水やりだけでなく霧吹きも併用するといいです
   
  ◆4月〜10月(寒冷地では5〜9月)は、土の表面が乾いたら水やりをします
     鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりをします
   
    プラティケリウムは下の葉(貯水葉)が大きくなると鉢を覆ってしまうので、
    土が乾いたか見た目では分かりずらくなります
    その場合は鉢を持ち上げて軽さを確かめるなどして乾燥の具合を確かめましょう
   
    根からの吸収以外にも葉っぱからも良く吸収するので、土が乾いたか分からなくても
    霧吹きで全体を湿らせてあげてください
    午前中に霧吹きしてあげ、その際は成長点(新芽が出る部分)もしっかり湿らせてあげ
    ましょう
    大きくなると土に水をやるのがやりにくくなるので、鉢皿に水を入れて下から吸収させたり
    上から全体にシャワーをしてあげると良いです

    乾きすぎると葉の色がいつもより白っぽくなってくるので、そうなったら土にも葉にも
    たっぷりめに水やりをしましょう


  ◆11月〜3月(寒冷地では10〜4月)は、成長をあまりしなくなるので
   葉っぱを湿らせることをメインにして、土への水やりは控えめにします

    
    暖房をあまり使わない場所に置いてあるときは、土がカラカラに乾いてしまった時だけ
    水やりしてください

    暖房を長時間使う場所は乾燥が激しくなるので、土がカラカラになったら水やりして
    葉にも成長点にも霧吹きをしましょう
    霧吹きは朝霞朝や昼間のうちにやって、夜までには乾くようにしてください

    ※11〜4月の水やりの注意点
     ・水やりは、暖かい日の午前中にしてください
     ・夕方〜夜や、特に寒い日には水やりはしないでください
     ・受け皿に水が溜まったままだと根が傷むので、必ず捨てるようにしてください

   

    穴がある鉢の水やりと比べて水の量はだいぶ少なくしてください

  ◆4月〜10月(寒冷地では5〜9月)は、少量の水をこまめに与えます

    少量の水しか与えないことで、土の表面はかなり乾いているように見えるとは思いますが、
    与えた水は鉢の中に溜まっているので、ちゃんと根に届きます

    時々は上から全体にシャワーで水をかけてあげると良いですが、土が吸いきれないくらい
    水がたくさん入ってしまったときは、土がこぼれないようにゆっくりと鉢を傾け、溜まった
    水をしっかり捨てて下さい

    水を好む植物ではありますが、常に土が水でビチャビチャの状態では蒸れる危険があります
    適度に乾かすことも必要です


  ◆11〜3月(寒冷地は10〜4月)は、確実に乾いてから少量の水やりをします
   
    少ない量でもちゃんと根に吸収されるので、暖かい時期よりだいぶ少なめにします
    霧吹きで葉を湿らせて湿度を保つようにしましょう

    暖房を長時間使う場所では、寒い時期でも乾燥は激しくなりますが、1回の水の量は少なく
    します
    霧吹きや加湿器も併用して、葉や成長点が乾燥しすぎないようにしましょう

    水やりと霧吹きは午前中にします
    夜になって気温が下がるまでに土が水を吸収して、葉は乾くようにします
   
    暖房を使わない場所に置いてある場合は、寒さで成長が止まっているので水やりしません

    ※穴がない鉢について詳しく→「穴なしの鉢ってどんな鉢?」


   固形肥料か液体肥料かどちらかを与えます
   7〜9月中旬は暑さ、11〜3月は寒さで成長が止まるので肥料は与えません

     ・固形肥料・・・5月と9月に1回
     ・液体肥料・・・4〜6月と9月下旬〜10月に2週間に1回
              水やりの水に混ぜても良い
              薄めにして霧吹きの水に混ぜてもいいです



  大きくなってくると下の葉(貯水葉)が鉢を覆い隠して土も見えなくなりますが、無理に
  植え替えはしなくても大丈夫です
  プラティケリウムは葉から水や養分の吸収するので、根は、吸収よりも木から落ちないように
  しがみつく役目が大きいです
  そのため、鉢が小さいままで根がたくさん伸びなくても、葉は成長していきます