|
水やりの回数やタイミングは、植物の種類や鉢のサイズ、土の量、置き場所などによって変わってきます。 「○ヶ月に○回」と書いてあってもそれはあくまで目安です。 書いてある通りに水をやっているのに、次の水やりの前に土がカラカラに乾いて葉がグッタリしてしまうようなら回数を増やしてみてください。 逆に、次の水やりの時になってもまだ鉢土の表面が乾いておらず、鉢土が水を含んでズッシリと重いようなら水やりの間隔を長くしてみてください。 鉢土が乾いたかどうかを調べるには鉢土の色の変化や、重さから判断できます。 各品種のページでは「○ヶ月に○回」というふうに記載していますが、これはあくまで目安です。 目安とは全く違う水やりだとしても、そのやり方で植物が元気でいるなら、それが ”その場その植物にあった水やり” ということになります。 |
↑左:土が乾いている 右:湿っている |
同じ土でも、乾いている時と湿っている時とではだいぶ色が違います 陶器の鉢や大きくて持ち上げられない鉢の場合は、色の違いでタイミングを計ってください |
水をたくさん与える場合でも、控えめにする場合でも、1回に与える水の量が少ないなら意味がありません。 なぜなら、水の量が少ないと、表面の根までは水が届いても鉢土の内部の根までは水が届かないのです。 鉢土の表面が湿ってるので水をたくさん含んでいるように見えますが、中から下はいつも乾いていて水不足になります。 これでは意味がありません。 大切なのは、1回の水やりで鉢土全体に水を行き渡らせることです。 1回の水の量を多くするもうひとつ理由は、根に新鮮な酸素を届けることです。 ただ、水の量を多く与えることについて、1つだけ注意してほしいことがあります。 |
|
|
|
このように水が溜まってしまうので、捨てるようにしましょう (寒い時期は特に注意してください)) |
5〜9月・・・朝か夕方(涼しい時間) 日中の暑い時間に水を与えると、鉢の中で水の温度が上昇し、根に負担がかかるので避けてください 10〜4月・・・暖かい日の午前中に冷たくない水を |
★鉢土が乾きすぎて水を吸い込まない場合 鉢土が乾きすぎると、上から水を与えても土に吸い込まれないまま鉢底から抜け出てしまうことがあります。 こんな時は、鉢より大きなバケツに水を入れ、鉢ごと水に漬け込んでください。 30分〜1時間すると鉢土全体に水がしみ込むので、バケツから取り出し、余分な水を切ってから鉢皿に戻しましょう。 但し、11〜3月は寒さで根を痛める可能性があるので止めましょう。 バケツを用意するのは面倒くさい!という方は、’鉢皿に水をためておく’やり方もあります。 上記で「鉢皿に水をためない!!」と書いてはありますが、土に水を吸い込ませるために短時間ためておくくらいなら問題はありません。 1時間もすれば鉢皿の水は土に吸い込まれるでしょう。 時間がたっても吸い込まれなかった水は、ためたままにしないで捨ててください。 こちらのやり方も、11〜3月は避けてくださいね。 |
バケツなどの入れ物に、水をたっぷり入れます | |
鉢ごと水に漬けます 浮いてきてしまいますが、そのままでも徐々に 水が染み込んでいきます 30分〜1時間くらい漬けておきましょう |
|
漬け終わったら軽く水を切って、終わりです♪ この後の管理は今まで通りです 目安の回数通りに水をやっても、すぐカラカラに なってしまう場合は回数を増やしてくださいね |
|
★空気の乾燥はニガテです 暖房や冷房を使う部屋では空気が乾燥しがちです。葉が薄くて大きいものほど空気の乾燥をニガテとします。 だからといって水のやりすぎは根によくないですよね。 こんな時は霧吹きで葉の表裏を軽く湿らせてあげましょう。 乾燥で葉がカラカラになるのも防げるし、根を傷める心配もありません。 特に冬は水やりの回数も少なくなっているので、霧吹きが有効です。 夏なら、水やりついでに上から水をかけてあげれば、葉にたまったホコリも落ちて一石二鳥です。 |